これから看護師が自分軸を失いやすい理由について解説します
看護の現場って、周りを優先できる人ほど評価されやすいです。
だから気づくと、自分の気持ちより空気を読む癖が強くなる。
キャリア支援の資料でも、看護職が働き方やライフプランまで含めてキャリアを考えることが大切だとされていて、最初から明確に描けなくても、まず考えてみることが大事だと書かれています。
自分の人生設計に目を向けるのは、甘えじゃなくて技術です。
新人の頃、私は「断ったら迷惑」「迷ったら先輩の正解に合わせる」が当たり前でした。
結果、疲れた理由すら言葉にできなくなって、休みの日も頭が休まらない。
自分軸は最初から太くなくていいです。
まずは「私はどうしたい?」を1日1回でも思い出すところからで大丈夫。
仕事がしんどい理由は、業務量だけじゃなく「正解探し」と「人間関係」の合わせ技が多いです。
現場は多職種・多世代で価値観が違うのが前提で、価値観の違いを理解し活用することがケアの質にもつながる、という整理もあります。
つまり、全員と同じ価値観でやる必要はない。
病棟で「それ、前の人はこうしてたよ」と言われると、私は一瞬で自信が折れていました。
でも冷静に見ると、やり方が違うだけで目的は同じだったりする。
自分軸があると、正解探しが「目的に合う手段探し」に変わって、心の摩耗が減ります。
我慢が続くと、ある日いきなり限界が来ます。
WHOはバーンアウトを、管理されていない慢性的な職場ストレスから生じる状態として整理しています。
私は「休めば戻る」と思い込んで、休みを増やしても回復しない時期がありました。
原因は休み不足より、日々の選択が全部他人軸だったこと。
燃え尽きの前にできることは、働き方を変える前に、判断基準を自分に戻すことです。
これから自分軸とは何か(仕事での定義)について解説します
自分軸は、気合いでも性格でもなく、価値観と優先順位が言語化されている状態です。
看護roo!でも、キャリアプランを考えると「こんなふうに働きたい」が明確になり、判断に迷いづらくなるとされています。
私が自分軸を作れた瞬間は、「患者さんに丁寧に向き合える時間」が一番大事だと気づいた時でした。
ここが決まると、夜勤の回数や配属の希望も、ただの条件じゃなくて意味を持ちます。
自分軸は、選べるようになるための地図です。
自分軸は「境界線」でもあります。
やる・やらない、できる・できないを決める線。
キャリアデザイン資料でも、経験や学びを整理して見える化するシートが紹介されていて、他者にキャリアを伝える用途にも活用できるとされています。
境界線は、伝えられて初めて機能します。
私は以前、頼まれごとを全部引き受けて、最後に誰にも相談できずに潰れそうになりました。
境界線がないと、優しさが自分を壊します。
境界線は冷たさじゃなく、長く働くための安全装置です。
自分軸がある人は、強いというより、迷い方が上手です。
周りに合わせすぎて苦しい人に向けて「自分らしさを取り戻すヒント」が語られている記事もあって、少しずつ戻る感覚が大事だと伝えています。
私が見てきた中でも、自分軸がある先輩は「私はこうしたい」を言い切るのではなく、「目的はこれ。だから私はこうする」と説明できる人でした。
自分軸=頑固、ではなく、自分の目的を説明できることです。
これから自分軸を言語化する3ステップについて解説します
自分軸づくりは、モヤモヤの正体を分解するところから始まります。
方法はシンプルで、モヤモヤした出来事を「事実」「感情」「本当はどうしたかった」に分けます。
私は「先輩に強く言われて落ち込んだ」を分解したら、欲しかったのは注意じゃなくて、改善の方向性と安心感だと分かりました。
分解できると、職場が悪いのか、コミュニケーションの型が合わないのか、次の一手が見えます。
譲れない条件は、たくさん作ると選べなくなるので、3つで十分です。
看護師のキャリアを考える際に「どんな働き方をしたいか」を明確にする重要性が語られているように、軸は条件に落ちると強いです。
私の例だと、
強みは「優しい」みたいな抽象語だと武器になりません。
現場で再現できる言葉にします。
「私は観察が得意」なら、何を見て、どう記録し、どう共有しているかまで落とす。
私は「相手の不安を言語化できる」が強みでした。
患者さんが言えない不安を拾って、チームに共有する。
これが分かると、向いている領域も自然に見えてきます。
強みは、自己肯定感のためじゃなく、選択の精度を上げる材料です。
これから自分軸で仕事を選ぶチェックリストについて解説します
仕事内容は「何をするか」だけじゃなく「どこまで任されるか」が大事です。
自分に合った働き方が見つかると、モヤモヤを減らせるという話もありました。
私は、指示待ちが増える環境だとしんどくなりやすいタイプでした。
だから、裁量があるか、提案が通る文化かを見ます。
見学や面談では「新人でも改善提案はできますか?」みたいに、仕組みを聞くのがポイントです。
人間関係は運もありますが、育成の仕組みがある職場は荒れにくいです。
価値観の違いが課題になりうる一方、理解し活用できれば質につながる、という整理は現場にもそのまま当てはまります。
私が楽になったのは、指導が属人化していない職場でした。
誰に聞いても基準が近いと、他人軸になりにくい。
人間関係に悩む人ほど、個人より仕組みを見るのが近道です。
自分軸は、理想論だけで作ると折れます。
生活とセットです。
夜勤回数、通勤距離、収入の最低ラインは、遠慮せず現実に合わせてOK。
私は「休みが増えれば幸せ」と思っていたけど、収入が落ちて不安が増えた時期がありました。
結局、私に必要だったのは休みの数より、疲れ方の質を変える働き方でした。
生活条件はワガママじゃなく、継続の土台です。

これから自分軸を守る現場コミュニケーションについて解説します
断るのが苦手な人ほど、断り方のテンプレを持っておくと楽です。
おすすめは、共感→現状→代替案の順。
私は「お力になりたいです。ただ今これが立て込んでいて、今日中は難しいです。明日の午前なら対応できます」で乗り切ってきました。
断るのは関係を壊す行為じゃなく、仕事を前に進める調整です。
相談は感情だけでも、事実だけでも通りません。
感情:今しんどい
事実:何が起きている
要望:どうしたい
この順で話すと、他人軸で抱え込む癖が止まります。
私も「つらいです」だけだと頑張れと言われがちでした。
でも「夜勤明けに残業が続いて判断ミスが怖い。業務分担を見直したい」と言えると、話が前に進みます。
自分軸は、伝え方で守れるようになります。
自分を守るには、頑張りすぎた時の記録が効きます。
睡眠時間、残業、気分、頭痛などを軽くメモするだけで、限界の手前に気づけます。
私はメモを見返して「この勤務が続くと必ず情緒が落ちる」を把握できて、早めに相談できるようになりました。
線引きは感覚じゃなく、データで作るとブレません。

これからしんどい時の整え方(燃え尽き予防)について解説します
燃え尽きは、気合いで止まりません。
サインを早めに拾うのが大事です。
WHOはバーンアウトを慢性的な職場ストレスがうまく管理されないことで生じる状態として定義しています。
研究でも看護師のバーンアウトに関連する要因が検討されていて、個人だけの問題ではなく、職場要因も絡むテーマです。
私の場合、サインは「家に帰っても仕事の映像が止まらない」「些細なことで涙が出る」でした。
サインが出たら、自分軸を責めるんじゃなく、環境と負荷を調整する合図にします。
ストレスチェック制度は、本人に結果を通知して気づきを促し、メンタル不調リスクを下げること、さらに集団分析で職場環境改善につなげることが目的とされています。
これ、受けるだけで終わる人が多いけど、もったいないです。
結果は「今の働き方が自分軸と合ってるか」の材料になります。
私は結果が悪かった年、部署に言えずに抱え込みました。
今なら、産業医面談や上司相談の材料にします。
制度は敵じゃなく、守ってくれる仕組みです。
自分軸が見えない時は、外部に頼るのが早いです。
看護師向けに悩み別で相談先を紹介する記事もあり、相談の選択肢は増えています。
私も一人で考えると、どうしても自己否定に寄ってしまいました。
第三者が入ると、事実と感情が整理されて、自分軸が戻るのが早い。
頼るのは弱さじゃなく、回復の技術です。
これから今日からできる7日間アクションについて解説します
やることは3つだけ。
選択肢は、いきなり転職だけじゃなくていいです。
最後は、完璧じゃなくていいので一つ動きます。
面談を申し込む、見学に行く、相談サービスを予約する、履歴書の下書きを作る。
動くと、また違う情報が入って、自分軸はさらに精度が上がります。
自分軸は、考えて作るというより、動きながら育てるものです。
Q1: 自分軸って結局、わがままになりませんか?
A1: わがままは相手の事情を無視して押し通すこと。自分軸は、目的と優先順位を説明して調整することです。境界線がある方が、長く安定して働けます。
Q2: 今の職場が合わないのか、私の甘えなのか分かりません
A2: 甘えかどうかで裁くと迷いが増えます。譲れない条件3つに照らして、満たせない理由が仕組みや負荷なら環境調整の対象です。感情→事実→要望で相談すると判断しやすくなります。
Q3: 転職する勇気が出ません
A3: いきなり転職にしなくて大丈夫です。見学、情報収集、相談予約、履歴書の下書きなど小さく動くと、選択肢が増えて恐さが減ります。